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平成23年度第4回定例会に向けて「小学校 保育園の給食に関する陳情」として、食材の放射線量調査に関する提案を議会に提案しました。 5年後10年後の会全体のコンセンサスを取るという作業を経ることなく提出した陳情書なので今回は私、泉個人との陳情ということになりました。 参考までに今回提出した陳情をを添付します。 陳情書 小学校 保育園の給食に関する陳情 <陳情要旨> 逗子市の小学校、保育園の給食を福島第一原子力発電所事故に由来する放射性物質による内部被曝の現実を知るために、学校給食における児童一人の一週間分を全てミキサーにかけ、含まれる放射性物質の計測を希望します。 <陳情理由> 福島第一原発の事故以来、私たちは常に放射性物質に注意を払いながら生活を続けています。現在、原発の状況は小康状態を保っているとはいえ、既に放出された放射性物質はこの先もしばらく私たちの身の回りにあることは避けようがありません。 福島から遠く離れたこの地でもっとも注意を払わなければならないのは、汚染された食品による内部被曝だと言われています。市場に流通する食品は基本的に暫定基準値を超えない、安全な食品とされています。しかしながら、検査は全量には及ばず、残念ながらいくつかの食品が基準値を超えて流通している現状もみうけられます。 また基準値そのものについても、議論の余地が残るものだと考えます。 給食についても、安全性を確保するために全食材を調査するのは事実上不可能でしょう。 では、子どもたちはどのくらい被曝しているのか、あるいはしていないのか? 現実を知ることはとても重要であり、また保護者として当然の権利でもあります。 そこで、私たちは東京大学の早野龍五教授が提唱されている、「給食一週間まるごと調査」という方法を提案したいと思います。検査方法の詳細については添付資料を参照してください。 この調査は汚染食品を避ける、というよりも実態を知ることに重きを置いています。 給食はこの地域で提供される代表的な食材を使い、平均的な調理で提供されることを考えると、給食を調べることで、家庭での食事を含めたこどもたちの1年間の食事から摂取する放射性物質の概ねの全量を把握できると考えられます。空間線量から受ける外部被曝とあわせれば、総合的な被曝量を算出できることになります。 実態が判れば漠然とした不安を払拭できると思います。 そして、この方法なら、低予算である程度の数値が把握でき、こどもたちの安全に繋がるのではないでしょうか。 月あたり4回の調査で済むため、一回の調査費用が仮に3万円としてもわずか12万円で済みます。給食食材を一点一点調査するのに月額数百万円かかるとすれば低額で済むと言えると思います。 既に提供された給食を使用するため、万が一汚染が見つかった場合、こどもたちの被曝をさけることには繋がりません。 しかしながら、仮にある程度の値を記録したとしても、たった一回の食事での内部被曝なら直接、大きな健康被害には繋がらないと考えます。 逆に現状を把握することなく放置したまま、年間を通じて同様の食事を続けた場合にこそ、脅威になることを考えると、大きな被害を未然に防ぎうるともいえます。 汚染されているかもしれない食品に対する網の目を細かく、何重にもしてゆくことは社会全体にとっても安心材料が増えることに繋がると思います。 また、既にご承知かと思いますが、近隣の横須賀市、葉山町、鎌倉市などで同様の調査が始まっています。逗子市も是非、続いていただきたいと思います。 自治体がこどもたちを放射能被害から実際的に守る方法の一つの方法としてご提案させていただきます。 陳情の成り行きを見守るためにも今回は出来る限り各議員に事前に直接陳情説明に伺い、議会、委員会にも傍聴に伺うことにしました。 先週、教育民生委員を中心に10名以上の市議会議員の皆さんが、会期直前で多忙を極めるであろうなか、直接、或は電話で私の説明に対応してくださいました。改めて感謝したいと思います。 そして、今日が定例会の初日です。 朝から市役所に出向き、傍聴券を貰い、議場に入りました。 なかなか物々しい雰囲気です。いよいよ行政の皆さん、議員の皆さんが議場に入ります。 まずは開会され、会期が決まり。。。あれ??休憩?もう? どうやら、午前中は議会運営の解決しなければならない問題をクリアする為に議会は閉じて、調整作業に入り、注目の全員協議会は午後になるかもとのこと。。 なかなか難しいです。 午後、改めて開かれる全員協議会を傍聴します。 本会議場ではなく専用の会場での協議です。 その中で放射能対策に対する市長報告があり、逗子市の現在の対応、対策を説明されました。詳細は市のホームページで公開されています。 続いて各議員の質問です。 ここからが白熱しました。。詳細を全て書く訳にもいきませんが、毛呂議員、高野議員、高谷議員、君島議員、横山議員、岩室議員、加藤議員と次々と対策、対応に関する質疑応答がつづきます。検査体制、市で購入した線量計の是非についてなど質疑は1時間以上にも及びました。 何人かの議員からは更に対応を強化する旨、要請されていました。 誰しもこの問題は喫緊に対応すべきで、真摯に取り組むべき案件ととらえているのだと改めて感じました。君島議員、高谷議員からはそれぞれの論点、視点から池子小学校の側溝から採取されたとされる土壌調査の結果と経過についての踏み込んだ質問も出ていました。この問題の今後も見守って行きたいところです。 そんななか、市長が「給食一週間まるごと調査」について「実施の方向で教育委員会と協議をすすめ、出来るだけ早い段階での実施」を明言されました。 今回、私が提出した陳情内容と同様の検査方法であり、ある意味、陳情が審査される前に市長がこの方法の採用を決定したと受け止められました。すでにこの検査方法が広く一般化していて、周辺自治体でも次々と採用の機運が高まっていることは把握されているようでした。 さらに、私だけでなく、同様の陳情も複数あがってもいたようです。 明日は陳情の審査が教育民生委員会で行われます。 市長が実施を明言されたとはいえ、陳情の行方もそれはそれで気になるところです。 追記 今回、一市民として、行政、議会、とそれなりに関わりを持ち、対話を続けてつくづく感じたのは、私たちの耳に届かないところで実にたくさんを人々が努力されてこの逗子市が成り立っているのだということです。昨今よく耳にする「行政は何もしてくれない。」「何もしようとしない。」というようなことではないと思いました。出来る範囲で出来るだけの努力をしているのだと感じました。私も3月以来、放射能についてそれなりに勉強し知識を深めてきました。それは教育委員会、防災課の皆さんも議員の皆さんも同じです。 対応に感謝するところは感謝し、評価するべきところは評価し、批判すべきは批判できる。 やっぱり、そういうのっていいなぁ!(笑)
by peacezushi
| 2011-11-29 18:16
| 給食・食材
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